イノベーションをビジネス化していく際の 3 ステップ

第三章 イノベーションをどうビジネスにつなげていくのか

火のないところに煙は立ちません。何(対象)がどうなったら、煙(察知できるか)になり、煙がどうなったら、炎になるか。「炎」のどの段階で、アクションするか。煙のうちはアクションしなくてもいいのか、炎になってからアクションするのか。テクノロジーが激変していく時代で、ビジネスで生き残っていくためにどうすればいいか。生き残りを難しくしていることは、そもそも、進んでいく方法やその速度がわからくなることです。変化を察知し、判断し、行動する必要性はわかっているが、どう動けばいいかわかりません。自社に影響を与える影響が、どう出てくるのか。こうしたことに日々時間を使い悩みます。

たとえば、日夜のニュースで DX(デジタルトランスフォーメーション)は、2021 年現在で起こっているテクノロジートレンドです。ただ現象がわかった所で、自社への影響を適切に把握できないと、対処しようがありません。自社と関係ないと思われていた業界が DX 化していくことで、自社の業界に与える影響が判明し始めて、私たちの日々のアクションが変わっていきます。知りたいことは、「 DX の波」がどう自社に影響を与え、自社がどう変化していく必要があるかということです。

具体的には、一章では、「テクノジーを全体感でみる」ことが大切な時代とふれました。全体感でみるとは、「これまで影響がないと考えられていた業界でも、自社に影響を与え始めるようなことを感知できる知見を持つこと」です。こうした動向は、『点』ではつかみにくいです。『線』、必要に応じ『面』で業界との接点を持つことが必要となってきます。点で捉えることは、もはや何も意味をなさないかもしれない。変化を察知する問題意識を持っていないと、私たちはその『点』ですら捉えられません。

企業経営においては、「テクノジーを全体感でみる」ような問題意識を自社戦略へ反映できるような考え方、判断を日々していないと、大きく判断を誤ることに陥ります。一時の「点」だけで捉えても、今後のテクノロジー業界の変化、傾向等の本質は掴めません。新しいテクノロジーと「対峙」しつつ、イノベーションをビジネスにつなげていくことが求められています。現在の環境下でイノベーションを共創するプロセスを、著者なりに纏めてみると下記のようになります。

本三章では、上記について、解説して参ります。

Isratech.,Inc Founder & CEO Seiji (Steve) Kato URL : http://isratech.jp/